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料理と理科の実験はどこか似ている?~中華料理~【調理系列】辻学園 調理・製菓専門学校 実演講演①


講師の藤田さんはこう語ります。

「料理と理科はどこか似ているかもしれません」
「ブロッコリーをどう調理すれば、一番おいしく食べられるのか。実は西洋料理はそれがうまいんですよね」
「肉が硬くなるのは水分が抜けてしまうから。中華料理ではだから事前に、水を入れて水分を含ませるんです」

色々と組み合わせたり、試してみたりすることで「おいしい」を追求していく。そのような姿勢を間近で感じることができました。

1月19日(火)に辻学園 調理・製菓専門学校の講師の方に来ていただきました。講師は藤田晃司さん。本日は中華料理の「牛肉のオイスター焼き」の実演講演でした。
藤田さんは最初に、皆が料理そのものに抱いている考えを聞きながら、自分が調理師になったきっかけについてお話します。

人に料理を楽しんでもらえることは単純にうれしいこと。そして、人生での食事の回数は決まっているからこそ、食べてみたいものを自分で作っていきたいという思いを生徒たちに語ってくれました。

さてここからが本番の実演講演です。まず中華料理では「食用花」は使わず「野菜」を「花」の形に盛り付けて切っていくこと教えてくださいました。
その時には中華料理用の包丁も登場。生徒たちは目を奪われていて「いくらするんだろう」という声も聞こえてきました。どうやら専門学校のもので15,000円ほど。市販のものだと20,000円ほどするということも答えてくださいました。



そして次にメインの肉料理。書いている私も知らなかったのですが、中華料理での肉には「仕込み」として「下味ころもづけ」というものがある模様。
「塩」「醤油」「オイスターソース」などで味付けしながら、いれたのは、なんと「水」でした。肉が硬くならないようにするために多くの水分が必要なようです。それを「油」や「片栗粉」で逃がさないようにして準備は完了。


最後に熱を通し、盛り付けをして完成。プロの仕事を間近に見られる講演でした。